2010年 09月 07日
油の細穴放電加工機
油仕様の特徴は、水に比べて金属をあまり選びません。多くの金属に対応しています。超硬とか、アルミなど、酸化被膜が少なく、おまけに錆びが発生しやすい材料などにとって、非常に有利です。
定期的に油を変えてますので、綺麗な油の槽の中で加工を行います。
やや難点は、時間がかかる点です。多くの水加工機に比べ、数倍の時間を要します。それと、ある程度特注になるので、機械の購入費用が倍くらいかかることです。
ただ、それほど多く使用する機械でもないですし、何よりも機械の持ちが非常にいいです。長年使っても、当然機械内部の錆びの発生がなく、きれいに手入れをすれば長年使うことが出来ます。
硬度のあるものなどでも、放電加工は非接触加工出来ますので、問題無く加工出来ます。
部品加工など、曲面部などの穴開け加工にも威力を発揮します。金型加工だけではとてもやっていけない現状では、大きな戦力です。
by okugi-ss
| 2010-09-07 09:23
| 仕事