0.05ワイヤー加工の角ダレ

 先日、新規の取引で、かなり微細加工の要求が来ました。

 0.05ワイヤーで、凸凹の繰り返しの形状を加工するのですが、先端部の角ダレを少なくするようにとの要求です。

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 左の形状は、対策前、下の形状が対策後です。

 微妙に先端部の角部が綺麗に出ています。

 なお、これは100倍の映像です。






 角のダレを少なくするには、ワイヤーガイドの線径に近いものを使用する。ワイヤー線がガイドの中で動くのを防ぐものです。しかし適正なクリアランスは必要です。
 今回0.055の物を使用しましたが、結果的に一度断線をすると,つなぐのが非常に困難でした。

 他にも、最終の仕上加工の回数を増やす。それにより形状がよりはっきりと出ます。通常10回ほど回しますが、さらに2回追加で回しました。

 もうひとつの方法として、ワイヤーテンションを上げる、、。これには、テンションに耐えるワイヤー線を使用することが必要で、少なくともタングステン線を使用する必要が有ります。
 最近では、鋼線コーティング線もあり、用途に応じて使い分けております。

 要求に応じ、メーカーの加工技術とも話をし、より求められる形状に近いものを作れるように努力していきたいと思います。
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by okugi-ss | 2014-06-06 14:30 | 仕事