2008年 06月 08日
優秀な従業員
加工物の形状、大きさ、板厚により寸法が変化します。
ワイヤーに関しては、従業員の小野寺君の知識と、経験に大きく頼るところがあります。社内用の製品を多く加工していたので、それなりには加工できますが、ほかの会社からの依頼ですと、条件が違い、また失敗も許されません。
加工物に、いろいろな形状のものがある場合、過去の経験から最適補正値を入れて、1個なり2個だけを加工し、一度機械から外すなりして測定し、目標数値で仕上がっているかを確認し、その他の物を加工するようにしております。
ただし、公差で±2μを要求されますと、試し加工がその都度必要です。必要なピンゲージは社内で作成することが出来ますので、試し加工の後、3次元測定機で測定し、その数値を実際の加工に生かします。
近年、機械精度が向上した分、安定した加工が行えますが、形状とか、板厚、浮き加工と密着加工の違いにより、今までの経験上と違う値が出ます。
時間がかかっても、テスト加工は必要です。やはり出来ることなので、ひとつづつ前進していきたいと思います。そんな加工も、 優秀な従業員がいてこそできる、仕事です。
by okugi-ss
| 2008-06-08 06:58
| 仕事